大雪山 孤高に生きるキタキツネ

なぜ、キツネなのか。

無意識にキツネを追いかけていた気がします。山を歩き、美しい景色の中でいつもキツネとの出会いを期待している自分がいました。登山者の方との会話の中でキツネを追っていると伝えると「林道沿いにいたよ」、「道路沿いのほうがいるでしょう」、「山の中ではあんまりみたことない」、とよく言われます。確かにほんとどの人の狐のイメージは身近な存在であるかもしれません。実際に私の住む住宅街では夜歩いていると狐の姿を見かけます。ゴミを漁っているのか、ネズミを探しているのかはわかりません。ただ、人間の社会に溶け込み暮らしている狐がいるというのは事実です。私にはそのように生活を営む狐も、自然の中に生きているキツネも同じく尊いものだと思います。ただ個人として、私は大雪山のキツネに出会い、後者に惹かれていきました。大雪山を訪れ、キツネに出会うことによって昔の姿を想い、未来の姿を願っているのかもしれません。そのようなキツネたちとの出会いを写真と共に文章でこれを見てくれた人たちに伝えていきたいと思います。