大雪山 親子ギツネとの出会い

霧の隙間から夕暮れの温かい光が差し込む、静かな山を白い息を吐きながら歩いていました。

居座っていた霧もわずかな風になすがまま流れ視界も広がり、その先の道に夕日が沈んでいきました。今日最後の光を追いかけていると一匹のキツネが道の真ん中で座っていました。近づくと獲物でも捕ったのか、頭を下にしてごそごそと動いていましたが、こっちに気づくとぎゃあ!!」と静寂の中に大きな声を響かせました。怒られたのかなと思った次の瞬間、小さな何かがそのキツネの陰から茂みに走っていきました。最初は何が起こったのかわからず呆然としましたが、数秒してそれが子ギツネだったと気づきました。

大雪山に訪れて6年間、私がどうしても出会いたかったキツネの親子との出会いでした。